戦争を悲しむ人は戦争を煽るのかも

映画やTV番組でよく見かけるのは、主人公が敗戦で悲惨な体験をして視聴者の共感を得るパターンだ。
それは表現の一手法だからいいのだが、それを観て悲しむ余り反戦に傾く視聴者が多いという事、これは気を付けなければならない。
太平洋戦争前、日清戦争に勝ち日露戦争に勝ち、朝鮮・台湾・満州を実質支配していた頃、日本ではマスコミが囃し立て、国民も大いに喜んでいた。だから大日本帝国政府は関東軍を抑止できなかった。
この、敗戦で悲しむ人と、戦勝に沸く人、彼らは同じタイプではないだろうか。

太平洋戦争後、「政府に騙された」と思っている国民は多いだろうが、満州事変の頃は、政府が世論に踊らされたのだと思う。

その時々の動静に感情的に追従していると、知らぬ間に戦争を煽るムーブメントを起こしているかも知れない。
冷静に。冷静に。

投稿日: 2012/01/25 | カテゴリー: 02.萬屋 | パーマリンク コメントする.

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