カテゴリー別アーカイブ: 02.萬屋

これは言っておきたい多様な事柄

日本のソフトウェア

俺がゲームプログラムをバリバリ書いていた頃、1980年代。
「インフラのあらゆるプログラミングはゲームプログラマがやればいい。やるべきだ。そうなるだろう」と思っていた。
もちろん当時もソフトウェアはあったが、信号機だとかエレベーターだとか、ありきたりなもの(失礼mm)がほとんどで、何をしでかすか分からないヒトをターゲットとしたソフトウェアは珍しかった。
ゲーセンの床に定規の破片がバラまかれる(*)事に対処しなきゃならないソフトウェアって(^^;

ゲームプログラミングって、「利用者ありき」の最たるものだったんよ。
そんなものを作ってる俺からすると、他のソフトって、「問題が起こるのは利用の仕方が悪い」と高をくくっているように見えていた。
どんな利用者様がどんな御理不尽な御利用方法をなさっても、こちらの不行き届きと認識して改善する姿勢。「おもてなしソフト」と言うか、「太鼓持ちソフト」と言うか。「利用者ありき」が染みついているプログラマに全てのソフトを作ってほしかった。

しかるに、そうはならなかった。残念だねぇ。
でも日本人はそういうの得意だから、簡単に変わると思うよ。もっと自由に作らせればいいだけ。設計もプログラマに任せればいいのよ。

(*)1983年に発売された『ハイパーオリンピック』はボタンの早押しでキャラが速く走ったので、押しあてた定規を弾いて早押しするプレイヤが多くなり、割れた破片が散乱。改良版では人間以上の早押しは防止した。

夢の考察Part3

大手のオフィス。
昭和のごとく、OLがヤカンでお茶をついで回る。
俺は計算に没頭してて、OLが来て初めて湯呑みが無いのに気付き、計算に没入しながら使い捨てライターを出した。
着火口を見てOL「ここに入れるんですかぁ?!」
俺「あ、ほとんど入らんわな」と言って給湯室に行き、計算に没入しながら湯呑みを持ってオフィスに戻る。
既にお茶給仕は終わってたので、計算に没入しながらヤカンを取り、自分で注ぐ。
目いっぱい茶が入ったところで気付いたが、湯呑みではなく「あ!花瓶や!」
と、ここで目が覚めた。

で、思った。
よおでけた脚本や!
考えてみ。
1度目はOLだからツッコミを入れる事が出来たわけで、2度目も給仕が続いてたら「花瓶に茶を入れる」オチに繋がらん。
よって「既に給仕は終わっていた」と設定したわけだ!
わざとそーゆー脚本を書いたのか、たまたまぐーぜんなのか、自分にも分からない(^^

二刀流のMVP

2021年6月、MLBに於いて「大谷翔平とブラディミール・ゲレーロJr.のどちらがMVPに相応しいか」が話題に挙がっている。

大谷以外の打者や投手は他の選手と比較が可能。もちろん、大谷DHや大谷投手と比べる事も可能。
しかし、二刀流の大谷は?誰と比べるのか!?100年前の選手と比較する賞でもない。

今年に囚われずよく考えてくれ。二刀流の評価基準を5年決めなければ、大谷は今後5年、MVPを取れないかも知れないぞ。そして5年後は二刀流の選手は居ないかも知れないぞ。問題の先送りを後悔するかも知れないぞ。
それでいいなら「最優秀選手賞」ではなく「最優秀打者または投手賞」MVBPに改名しなきゃ。

打者と投手の成績を合成する方程式を作ってくれ。
過去の統計から可能なハズ。AIなら簡単に出せるハズ。
参考にするだけでいいので。MLBではなくマスコミが作ってもいい。どこが作ってもヘンな方程式にはならないだろう。
暫定でもいい。

関連記事:打者と投手の成績比較・合成

オレオレ正義

「義は我にあり」と言う人が居たら、そいつは人を騙そうとしている。
「正しい」も「義」も「正義」も、或る範囲の中でだけ有効なモノ。
その範囲を出れば間違いであったり「悪」であったりする。

つまり、地域、国、村、民族、宗教、年代など様々なカテゴリーと所属でそれぞれの正義がある。
それらを限定せずに「正義」を唱えるヤツは間違っている。と言うか、百も承知でミスリードを狙う奸物。
関わらない方がいい。

判断をヒト任せにしない。その為には自分で調べなきゃならんので面倒だが、1940年前後の愚行を想えば分かる通り、日本人は流されやすいので、とりま「正義」と聞いたら避けておけば間違いない。
言い切ろう。「正義」=「詐欺」

土方ハーロック歳三

尊敬ではなく、憧れとしてキャプテンハーロックがいる。
松本零士の作品にはいろんなハーロックが登場するが、1977年の漫画のハーロック。
ケータイのメアドもキャプテンハーロック。

小説は1986年の米国駐在から読むようになった。日本語が恋しくて。
そこで出会ったのが土方歳三。ご存知、新選組、鬼の副長。
これまた憧れの存在で、京都の記念館や函館の五稜郭にも行った。

2977年の宇宙海賊と1869年没の剣士、両者の類似に気付いたのは随分あと。

【キャプテンハーロック】
退廃し堕落した地球を守る
地球からは厄介者扱い
地球(政府)を嫌っている
朋友トチローが居たが先立たれた
仲間のような乗組員のリーダー
自ら白兵戦で斬り込む
ドクロの旗の下、己の信ずるものの為に戦う

【土方歳三】
退廃し堕落した幕府を守る
京では壬生浪と恐れられる
幕府(古参)を嫌っている
朋友近藤勇が居たが先立たれた
仲間のような隊の実質的リーダー
自ら白兵戦で斬り込む
誠の旗の下、己の信ずるものの為に戦う

クソと思いつつ、負ける側と知りつつ守らずにはいられない、ここに惹かれるんよねぇ。
功利的でないとこがタマラン。
似ている。ハーロックのスター・システムに土方歳三が入っていてもおかしくない。
そりゃあ両方憧れるわ。

地球中心までの組成距離

地球中心までの組成別の距離を、東京駅からの地表距離に置き換えてみた。
東京駅からハワイ諸島やインド西部までの距離が6400km弱で、地表から地球中心までの距離に相当。
インドとバングラデシュの国境が5100kmで、地球の組成では中心(インド西部やハワイ諸島までの距離)からここまでが内核。固体の鉄合金。
香港が2900kmで、ここまでが外核。液体の鉄合金。こいつが自転の影響で筒状に回り、地磁気を生む。
広島が660kmで、ここまでが下部マントル。地殻への直接的な影響は無い。
茅ケ崎60kmや渋谷6kmまでが上部マントル。流動性で、乗ってる地殻を年に数cmの速さで動かす(プレートテクトニクス)。
茅ケ崎60kmや渋谷6kmから東京駅までが地殻の厚さ。


組成距離は中心からの高さではなく、地表からの深さで表すのが一般的なので、それに合わせた。

下は東京駅を地球の中心と見立て、各組成面までの距離を地表上に投影した図。
半径は6400kmとした。地殻は6~60kmの厚さがあるが、6kmとすると6400kmの円と変わらない。
下の距離は中心からの半径で、括弧内は逆に地表からの距離。
1300(5100)km:内核ここまで。日本列島すっぽり。
3500(2900)km:外核。中国半分すっぽり。
5740(660)km:下部マントル。中国全土がすっぽり。
6394(6)km:上部マントル。パキスタンもハワイ諸島も半分すっぽり。
6400(0)km:最外円の線が約6kmで地殻。ぺらっぺら。

参考:ウィキペディア「地球」の挿絵
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83#/media/File:Earth_cross_section_(Japanese).svg

写真は地表距離を「おでかけマップ」で示した。東京から6,60,660,2900,5100,6366kmの同心円。
http://www.odekakemap.com/circle/

銀歯が白歯

何年前だか覚えてないが、右上の4番目と5番目の小臼歯が虫歯で治療した際、銀歯になった。
銀歯って銀色の冠。
ここがどうも痛むなぁと思って歯科に行くと、「冠を取り換える必要がある」と。
しかし今(2017年春)は自然な白い冠が保険適用と。
で、やってもらった。2本同時治療で日数を短縮。
2か月6回約28,000円で銀歯2本が白い歯に換わった。

やっぱええわ。
気にせんと強がってはいても、笑うとギラギラやらしいし、口角を上げるのを躊躇してる場面もあった。
痛むのが2014年4月以降で良かった。
米国もオバマケアで保険適用になったのだろうか。

~2014年4月の保険改定により、前歯から数えて4番目と5番目の第一小臼歯、第二小臼歯がCAD/CAM冠(ハイブリットレジン冠)という強化プラスチックの冠で保険診療が出来るようになりました。~

スピードテスト

2017年6月21日、都内某駅近辺の防音を謳っているインターネットカフェ4店の回線速度を測定。
下表はBNRスピードテストの結果。
ま当然と言えば当然だが、店によってバッラバラ!
それにしても、下りが十幾Mbpsって貧弱杉。動画は厳しいかも。
インターネットカフェなんだし、上りも100Mbpsぐらいはあると思てた。
もちろんだが、同じ店内でももっと速いブースもあれば遅いブースもあるでしょうし、日時によっても違うでしょう。
ただ、思いもよらない値だったので、ご参考まで。
ああ、ちなみに、C店では通路の会話が聞こえてたし、どこも大声で喋ると、ブースの外に音漏れしそう。

1回目 2回目 3回目 平均
C店 上り 36.19 47.90 42.78 42.29
下り 299.02 162.55 624.73 362.10
M店 上り 117.64 121.21 133.33 124.06
下り 10.89 15.77 14.36 13.67
J店 上り 71.42 76.92 78.43 75.59
下り 1154.84 634.96 1056.59 948.79
D店 上り 46.24 50.00 49.38 48.54
下り 85.82 119.79 64.56 90.05

2017.6.21 単位:Mbps

夢の考察Part2

夢のパンク対策タイヤ」で解せない点あり。
ちなみに「チューブ2本でflat tyre防止策」ってのは、2017年2月4日以前に思い付いた事は無い。

2本のチューブからflat tyre防止策に結びついたのは発明的だが、それを発明ではなく道理として結びつける為に「最近の流行」として物語を形成した。夢ん中で。
それは有り得る。
無知を恥じ、「ああ知ってる知ってる」と自己弁護する論理だろう。

がしかし、なんで最初にバルブ穴が2つあいたリムが登場したのか?!
このリムを不良品と見れば、2本のチューブには繋がらないし、不良品と見なさなくてもチューブ2本に思い当らなければ発明には至らない。

実にうがった見方をすれば、「flat tyre防止策←チューブ2本」という現世にない流れが閃き、これにドラマチックな展開を演出するために、まるで謎かけのように「バルブ穴が2つあいたリム」を登場させた。
夢ん中で発案するだけじゃなく、夢ん中で演出まで構成するメカニズムだったのだろうか。
有り得んと思うが、それでなければ、全て偶発?3段偶発?それこそ有り得ん。

ところで、夢でリムにあいた2つのバルブ穴を見て、チューブ2本やflat tyre防止策まで行きつく前に目覚め、なんだったのだろう?ともやもやしながらトイレでflat tyre防止策に辿り着けば、「夢のお告げ」と言うのだろう。
実は既に夢ん中でflat tyre防止策に行き着いていたのに、演出が複雑すぎたのかもしれない。
いや。「夢のお告げ」込みの、「もっとドラマチックな演出」だったのかもしれない(^^

関連記事:夢の考察

ventureいづこ

2016年11月『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』を観てハタと思った。
ベンチャーという言葉、1980年代にはもう在った。
終身雇用は揺らぎ、働く側の自主性が尊ばれる。ベンチャー企業はこういう人材の受け皿であり、この新しい潮流を取り入れない大企業から有能な人材はベンチャー企業に流れてしまう。
30年間そう言われ続けている。
しかしどうもオカシイ。
確かに大企業のいくつかは弱体化したり潰れた。
でも、30年前に思っていた状況とは違う。
よく考えると、2つの違和感がある。
1つは、大企業がベンチャー企業に置き換わっていない点。日本に於いては。どうやら日本の大企業が潰れ、代わりに日本のベンチャー企業がドカドカ現れるのではなく、海外のベンチャー企業が勃興したようだ。
思惑が外れた。
そしてもう1つ。日本の若者が安定志向になった事。
自分が若い頃は転職もはばかられたが、平成になってからはそんな縛りは薄まり、ダイナミックな時代になるのかと思っていたが、今となってはバブル期前に逆戻り。
この2つって、リンクしてる(に違いない)。
結局日本じゃ大企業の論理が勝つのか。サービス残業・有給未消化が勝つのか。
結局日本人はリクルートスーツで大企業に並び、挑戦して失敗するのを避けるのか。
悪く言うつもりはない。
ventureって「生命・財産に危険が及ぶ心配のある冒険に用いる」し、日本人には適してないのかな。