ゲームvs教育

元ゲーム製作者の俺が元教育者の人達と話すと、よく言われる事がある。
「あなた達のせいで学生が勉強せずに困りました」
ま、そこまで露骨ではないが、似たような事を言われる。
でも本当はそうじゃなく、
「学校での勉強よりゲームの方が面白いから」であり、
「ゲームは惹き付けるための対処を学校での勉強よりきめ細かくしているから」なんですよぉ。

「最終目標への意欲を駆り立てる」「身近な目標設定」「失敗は乗り越えさせる」「達成を褒める」
なんて手法(ゲーミフィケーション)がゲームには有るが、実はそれだけではない。
細か~いレベルで進行の度合いに分けて寄り添い、それでもダメなら別のアプローチに導き、それを個人個人に対してケアするんだから、現状の学校や塾で出来る業じゃない。
しかもそれが下手なゲームはクソゲーと呼ばれて淘汰されるんだから現状の学校とは比較できないほど厳しー。
お笑いに例えるなら、現状の学校教育がオヤジギャグ集団とすればゲームは吉本興業の人気集団と言えるわけで、洗練された後者に集まるのは自然な摂理。

でね、だから教育もゲーム並みのケアをすれば惹かれる分野になるわけですよ。
人間は元々知識欲の旺盛な生き物なんだから、教育はゲームを凌駕する分野になる。間違い無い!

投稿日: 2012/01/31 | カテゴリー: 05.ゲームのウハウハ | パーマリンク コメントする.

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