FPS的ゲーム様式ノススメ

ゲームへの向き合い方の違いにより、日本人は主人公操作タイプを好むが、米国人は主人公成りきりタイプを好む。
だから米国人はFPS(First Person shooter)を好み、日本人からは敬遠される。

『DOOM』発売前の1992年、コナミが発売した『Lethal Enforcers』は米国に限らず日本でもヒットした。
これは米国人の好む一人称視点ゲームではあるものの、動かないか又は強制スクロールだったので、日本人からすると標的を操作するゲームに見え、ゲーム趣向が正反対の日米のプレイヤに好かれた。

1982年にコナミから発売された『TIME PILOT』も日米でヒットしたが、俺は両国では違う理由でヒットしたものと思っている。
主人公(戦闘機)は画面内に据えられているが、360度自由に進む事ができ、FPSではないものの、その精神は当時としてはFPS的だった。
元来、こんな様式は日本人には馴染まない。事実これ以降、このタイプのヒットは無い。
しかし日本で売れた理由は、ハードウェアの制限が厳しい当時、信じられないぐらいのものが動きまくっていた点に有ると思われる。
敵機やその弾など、画面内を自由に動く画像制限が16個程だったのに、あのゲームを実現したのだから、正に未来から来たゲームのように見えたものだ。
これが日本市場に向かない様式なのに、日本でヒットした要因に違いない。

こうやって記述してみると、少なくとも米国でヒットする未開拓分野が見えてくる。よね(^^

投稿日: 2012/10/31 | カテゴリー: 05.ゲームのウハウハ | パーマリンク コメントする.

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