日別アーカイブ: 2012/09/03

米国で選挙ボイコット運動

2012年の大統領選を前に、米国では「選挙をボイコットしよう」というデモが行われている。
理由は、「今般の決められない政治は、今の政治制度に問題が有るからであり、国民が選挙をボイコットすることによって、制度を変える事に気付かせる為」だそうだ。
バカだねぇ┐(‘~`;)┌
誰に気付かせるの?現行の政治家達?現行制度で票を得て当選した政治家が何故制度を変える?
皆が皆、選挙をやめるのなら有り得る話だが、組織票は必ず残る。よって、浮動票が減れば減るほど、組織票の重みが増す。つまり、しがらみ政治家が台頭する。それで国が良くなる訳ないじゃん。
てめぇらホントの目的は、ネガキャンのステマだろ。
いやいや勘繰り過ぎか。単なる不勉強だわな。

本来やるべきキャンペーンは、「代弁者に投票しよう」だし、その代弁者が居なければ自分達で創ることだ。後者は難しくて現実的じゃないけど、建前上はそうだ。ボイコットはまるで逆。
森喜朗が2000年に「無党派層は寝ていてくれればいい」と言ったのを知らないのか?知らんか(^^;

民主主義は「良い世の中を作る装置」じゃない。「投票する人の意見を聞く装置」だという事を、くれぐれも忘れないよう。

実は、米国の選挙は日本よりも成熟していて、表題のような馬鹿げた運動は無いものと思っていた。
米国でも昔は有っただろうが、今は無くなったと思っていた。
民主主義の先進国で起こった愚行という点で、大変驚いた。混沌は混迷を生むのだなぁ。