日別アーカイブ: 2013/03/22

痔3

2013年2月、人生3度目の痔の施術を受けた。結紮(けっさつ)療法にて。
ちなみに、2度目は2011年7月で、ジオン注射療法。1度目は2004年頃で結紮療法。
両療法については「痔は施術」に書いたが、施術前後の状態を覚えていないので、後輩と未来の俺の為に、2013年2月の結紮施術前後の状態を記しておく。

1度目がいつだったか、定かでないが、2004年としておこう。すると、7年も安泰だったわけだ。
2度目の施術後、肛門機能がまともだったのは数ヶ月間だけで、1年後の2012年7月にはもう内痔核が頻繁に出るようになっていた。
でもウォシュレット後、ティッシュで押さえ込めば納まるので放っておいた。
イヤなのは、ジョギングで数十km走ると内痔核が出るので憂鬱なのだ。痛くはないが、擦れて出血するんじゃないかと気掛かりでしゃーない。
2013年1月、とうとう軽い出血があったので、3度目を決意。

初診で、「結紮も出来る」との事だったので、入院無しがいいと思って結紮でお願いした。
施術前日の食事制限は無く、当日は朝食抜きで排便を済ませておくだけ。
手術着で手術台に横向きに寝て、ケツを顕わにして腰を屈めて突き出し、肛門を差し出す。
チンチンは誰からも見えないので、まあ、よしとしよう。

直径4、5cmもある肛門鏡を入れられる。
自然に任せると、拒絶反応が起き、括約筋が絞まろうとし、激痛に襲われる。
敢えて受け入れると言うか、むしろ便を出すぐらいの心積もりでいると、辛うじて耐えられる。
内痔核が腫れているのは、大体3箇所と決まっている。
これを筒で吸引して根元をゴム輪で縛る。
1箇所5分で計15分。いや、実際はもっと短いんだろうけど、長く感じる。
なんだかんだで、施術全体では30~40分ほど。

病院には自転車で行ったので、自転車で帰宅。肛門はヒリヒリしているが、麻痺してて大丈夫。
当日の夜まで大丈夫だったのは麻痺していたからだろう。
夜、便意をもよおして排便したら、その後、えっらい疼き始めた。痛くて痛くて眠れそうになかったので、良くないとは思いつつ、ウイスキーで頭を麻痺させて寝た。
2日目、疼痛で気が散って、考え事がまとまらない。うだうだ過ごす。
3日目、土曜日は長距離を走る日なのだが、ゴム輪が外れるのを心配してパス。『宇宙戦艦ヤマト』全26話を鑑賞。この10時間、感動でしばし疼痛を忘れる。
4日目、草野球の試合。ほぼ無問題。
8日目、施術後初ジョギング7km。無問題。
9日目、東京で飲み会。焼肉&カラオケ!友人には事情を話し、トイレ行きを宣言していたが、事無きを得る(^^
10日目には24km走ったが、2時間51分、何事も無くて良かった。

とまあ、やる事はやれるのだが、下痢が酷い。最初の数日間はトイレに棲みたい心地。
内痔核が縛られて異物のように存在しているものだから、それを便意と勘違いする。
で、排便してしまうので、水分が吸収されないまま、つまり軟便のまま排便を繰り返す。
約1週間で縛った内痔核は壊死するので、下痢はマシになるが、まだまだ続く。
約2週間で下痢は更にマシになる。
約3週間で、下痢は治まる。元々下痢症だからこんなに長引いたのかも。

2004年と違い、今は毎月140kmほど走っているので、7年ももたないかも知れない。
少なくとも「正廣ノーツ」の最新記事から2013年2月を引いた期間無事が続いているわけだ。
ちなみに費用は、初診と施術と投薬とその後1回の診察を合わせて、3割負担が9,100円也。

9,100円の出費と、激しい疼痛数日間と、辛い下痢1週間と、施術時の痛さ/恥ずかしさ数十分で、憂鬱な気分を何年も封印できるのだから、ありがたい。やっぱ痔は施術でっせ!