値切ってWinWinWin

粋な東京人から見れば、野暮かも知れないが、大阪出身の俺は、埼玉でもちょくちょく値切る。
その前に、高価な物は決算セールの3月か9月に買うのが基本。

2013年3月、ノートパソコンを買おうと思ってソフマップ大宮店へ。
デスクトップPCも見たが、5年前と違ってノートPCの方がコスパが高い。
中古、新古（未使用の中古）、アウトレット、新品と、一通り見比べる。
すると、「何かの間違いか」と思うほど安い物件が見つかる。
Lenovo G580 2689-MFJ
OS:Windows8 CPU:i5/2.5GHz メモリー:8GB HDD:500GB DVDスーパーマルチ 15.6型液晶 USB3.0
このスペックで54,800円！
一応コントロールパネルでスペックを確認した。間違いではなさそうだ。

先ずは店内の買い物カゴに「スーパーセキュリティーZERO」を入れ、パソコン購入の意思を見せる。
40歳ぐらいのやり手風お兄さんに値下げを要求。あっさり断られる。ならば俺もパス。
日本ブランドなら8万円は下らないスペックだ。下がらんか。
別に必要だったDVDケースをじっくり選んで買い物カゴへ。
G580の前に戻り、今度は若手の兄ちゃんに、「コレを買いたいんですけど、値下げしてもらえます？」
「では在庫と、値下げが可能かの確認をしてきます」と言って奥に行き、戻ってくると、「在庫は有り、4千円値引きさせてもらいます」
これで50,800円だが、ソフマップではこれに4、5千円のポイントが付く。こりゃ買いだ。

これに限らず、値引きの決め手は、「値下げすればコレを買う」という意思表示に在る。
逆に、喉から出る手を抑えて、「下げなきゃ買わない」強い意志も要る。
実際はもっと長い交渉になる。駆け引きも要る。知識やクールさも要する。交渉ってコミュニケーションなので、綺麗に流せられれば楽しむ事も出来る。

こちらは恐縮するほど安く買えたし、「困ったら連絡して」と、名刺をくれた店員のＵさんも達成感を味わえたろう。ソフマップは利益が出たし、俺はまたソフマップに行く。
値切るって、WinWinWin。